概要:ミャンマーでは,農業が国内総生産の36パーセント(2012年)を占めるなど重要分野となっています.イエジン農業大学(YAU)は,同国唯一の農学単科大学で,農業灌漑省および民間セクターの農業技術者や研究員の育成機関です.しかし,YAUでは施設などの不足に加え,教員は農業現場のニーズを踏まえた実践的教育研究指導の経験が不足しています.この協力では,日本の無償資金協力と連携し,YAUにおいて不足している施設や機材の整備を図ったうえで,教育・研究を推進するための組織運営体制の改善,教員の研究能力の改善などを支援しました.本センターでは,YAU教員を研修生として受け入れ,日本の農業,生物・化学分析技術,研究データ可視化手法などの研修を行いました.