資源リサイクル化が進んでいない浄水汚泥と廃紙を有効活用するために、浄水汚泥に付加価値の高い微生物を付与・固定し、新たな農業用資材を開発することである。農業用資材の原料構成として、主効果を有用微生物、単体(吸着剤)を浄水汚泥、微生物の栄養源となる紙質廃棄物からなる世界初の高機能な農業資材の開発を実施してきた。福岡県の園芸資材製造メーカーと共同で土壌サプリメントを開発して,土壌サプリメントを添加した園芸用培養土を製品化して販売している。さらなる研究進展を視野に入れることを上位の目的として,廃棄古紙以外の有用廃棄物の資源化を目的として,キノコ菌床栽培後に排出される廃棄菌床(廃菌床)に着目して,廃菌床に含まれる成分および廃菌床を住処とする有用微生物を活用した新規の農業用資材の開発に関する研究を実施する。