対象国:バングラデシュ
概要:バングラデシュ農業大学院(The Institute of Postgraduate Studies in Agriculture, Bangladesh)計画,通称IPSAは,バングラデシュ国ガジプール市に,新しく農業科学専攻の大学院(学部を持たない大学院)を設置し,修士・博士の研究・教育を通じて,バングラデシュの農業生産と地域住民の経済・生活の向上を目標に掲げました.
IPSAプロジェクトは,1990(平成2)年7 月にフェーズⅠが終了し,1990 年7 月から1995 年7 月までフェーズⅡが実施されました.フェーズⅠでは,IPSA における研究の強化に重点が置かれ,フェーズⅡでは,研究の強化だけでなく,教育の強化,IPSA の持続性も目指しました.
プロジェクトの主要協力分野は,作物学・応用植物学・昆虫学・遺伝育種学・園芸学・植物病理学・土壌学の7 分野であり,日本側から投入した専門家は延べ112 人(長期専門家17 人・短期専門家95 人)に及び,研修生受入は延べ53 名,日本での学位取得者(文部省国費留学生)は5 名でありました.